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用語紹介 | ABC協会認定ブライダルプランナー検定

ブライダル用語紹介

ブライダル用語紹介

ブライダルで使われる用語を解説します。ブライダルに携わる方であれば覚えていただきたい用語であることはもちろんのこと、検定試験によく出題される用語でもありますので、ぜひチェックしてみてください!!

  • ア行
  • カ行
  • サ行
  • タ行
  • ナ行
  • ハ行
  • マ行
  • ヤ行
  • ラ行

ア行

■アイルランナー
“ヴァージンロード”という呼称は欧米の人々には聞きなれない言葉です。挙式の入場の際に使用される祭壇へ向かう中央通路のことを言いますが日本で親しまれている“ヴァージンロード”とは和製英語であり、欧米では存在しない単語なのです。ましてや聖壇中央通路にじゅうたんを敷き、それを“ヴァージンロード”とする日本とは違い、教会がじゅうたんを用意することはなく、新婦が自分で用意します。しかし、多くの新婦はじゅうたんの有無にはこだわっていません。じゅうたんは“アイルランナー/Aisle Runner”と呼ばれています。最近ではこの“アイルランナー/Aisle Runner”に新郎新婦のイニシャルを入れるなど、オーダーメイドのランナーも人気となっています。
■アナルメント
キリスト教のローマ・カトリック教会では戒律が厳しく離婚を認めていませんが「アナルメント」といわれる前回の婚姻解消証明を入手した信者であれば、再婚式を改めてカトリック教会で挙げることができます。しかしながら、アナルメントの申請には、とても複雑で面倒な手続きが必要となります。そして、アナルメントを入手しないまま再婚式を迎える信者にとっては、もはやカトリック教会での再婚式は認められません。その結果、このような人々も非宗教セレモニーを選択するしか方法がないといえます。ちなみに総務庁統計局「世界の統計2010」の資料によると、世界の主要46カ国の中でも離婚率が低いのはラテンアメリカ諸国やイタリアなどカトリック信者の多い国々です。同様にカトリック信者の多いスペインですが、離婚率は世界第7位であり、2000年以降に急上昇しています。この背景には著しい社会情勢の変化があるようです。
■アンコール・ウェディング/再婚
現在、米国における離婚率は約50%といわれ、また、年間婚礼件数のうちの約30%が再婚といわれています。今や、離婚・再婚は珍しいことではなく、再婚カップルも最初の結婚と同様に再婚を祝うことが当たり前となってきました。ABC協会でも再婚を、もっと幸せになるためのウェディングのアンコールと捉え、“アンコール・ウェディング/Encore Wedding”と命名し、ポジティブなイメージ戦略を提案してきました。日本においても、再婚カップルがますます増え、再婚式を素敵な人生のイベントとして堂々と祝うカップルが増えると予想されます。それに伴い、ブライダルマーケットもより活性化することが期待されています。
■ヴェールの儀式
ユダヤ教徒の挙式前に新郎や他の男性陣がクツーバに署名を済ませると、ラバイ(ラビ)が「ヴェールの儀式」のために新婦の部屋に彼らを導きます。これはヤコブが7年もの間、求婚をしてようやく結婚にこぎつけたラケルではなく、それほど美人ではない姉のレアをラケルの代わりに結婚させようと、父親がレアの顔をヴェールで隠して挙式をしてしまったという旧約聖書の中の物語に由来するものです。そのため今日では、新郎が挙式前に新婦を見て間違いがないか確認する意味も込められて行われる儀式となっています。ヴェールは清浄のシンボルであり、花嫁を悪魔や邪悪なものから守るともいわれています。日本では、そのヴェールを挙式前に新婦の母親が下ろして式へと送り出すヴェールダウンのセレモニーや演出が人気となっています。
■ウェディングケーキ
フランス由来の有名なウェディングケーキといえばクロカンブッシュ(croquembouche)があります。カスタードクリームを入れたたくさんの小さなシューを飴で固めながら円錐型に高く積み上げたお菓子です。
シューはキャベツを表し、子孫繁栄と豊かな収穫を願って振る舞われますがフランスでは結婚式以外でもお祝い事などで使われるようです。
■Wedding Breakfast(ウェディングブレイクファスト)
新婦の友達や近所の人たちが主催する朝食会であり、遠方から駆けつけてくれたゲストや業者を招待し、温かい歓迎ムードで開かれます。通常、この朝食会に新婦や新郎、または彼らの家族が参加することはありませんが、もちろん参加してはいけないという規制があるわけではありません。時間や都合がつけば
新婦や新郎、そして家族も参加します。通常、新婦でも新郎でもない家族がWedding Breakfastの会に参加することも本人の自由意思で決めることができます。朝食メニューはシンプルなものから費用のかかるフルコース、お手ごろなビュッフェタイプまで様々です。この時間は、たとえば教会での集合写真撮りの時間、送迎車の手配スケジュール、ベビーシッターの時間、その他の確認などを行うのによい機会ともされています。
■エキュメニカルセレモニー
米国では多くの場合、挙式(セレモニー)は新婦の信仰する宗教関連施設で行われます。そして、その施設の信仰に従って行われます。新郎の信仰する宗教が新婦と異なる場合は、新郎側の信仰の代役として別の聖職者が加わることがあります。また、新郎・新婦ともにキリスト教を信仰するものの、新郎が新婦とは違う他の宗派を信仰し、その信仰に深い関わりがある場合は、全キリスト教会*によるエキュメニカルセレモニー/Ecumenical Ceremony が適切です。新婦側の聖職者が許可すれば、新郎側の信仰の聖職者もその職務の側面的な手伝い、またはセレモニーの催行ができます。カップルのどちらかに聖職者である親戚や友達がいる場合も同様です。
*全キリスト教会 
諸教派間・キリスト教会すべての総称。キリスト教の超教派による結束を目指す主義のもと、キリスト教の教会一致促進運動(エキュメニカル運動)を行っていますが、この運動は「世界教会主義」ともいわれています。
この全キリスト教会で行われるエキュメニカルセレモニーは、各宗派の特徴を省いた中立的なものとなっています。
■おもてなし婚
かつて“新郎のケーキ/Groom’s Cake”といえば濃厚なフルーツケーキであり、レセプションでカットされ、特別な箱や袋で大切にゲストに持ち帰ってもらっていました。これにまつわる言い伝えは、未婚の女性ゲストが持ち帰った当日の夜、枕の下に一切れのケーキを忍ばせると結婚する夢を見ることができるというものでした。
今日では新郎のケーキは新郎の趣味を披露するためにレセプションで用意されたり、またはリハーサルディナー用のケーキとして用意されたりします。フットボール、ハイキング、車などのデザインをあしらったり、新郎の出身校のロゴを入れるなど楽しいケーキです。カップルが初めて出会った場所やハネムーン先を表現することもあります。当日のレセプションで用意される場合は、ウェディングケーキと一緒にゲストに配られます。
■グラス割りの儀式
ユダヤ教では挙式セレモニーが終了し、新郎・新婦がフッパ(4本の柱が立てられた天幕)を出る際には、新郎がハンカチやナプキンで包んだワイングラスを足で力強く踏み割ります。これは“これから家庭を守る男性の力強さの象徴”、または、“(ユダヤ教 が迫害を受けた時代の)奴隷解放を意味したおめでたいことへの象徴”であったり、“割れたグラスは元に戻らないことから、二度と元(独身)には戻らない”、または“幸せの中でも時に人生は穏やかなことばかりではない”ということを意味したり、“聖地エルサレムの礼拝堂の破
壊を象徴”して割るなど、様々な謂れがあります。
■グルームズケーキ(Groom’s Cake)/新郎のケーキ 
かつて“新郎のケーキ/Groom’s Cake”といえば濃厚なフルーツケーキであり、レセプションでカットされ、特別な箱や袋で大切にゲストに持ち帰ってもらっていました。これにまつわる言い伝えは、未婚の女性ゲストが持ち帰った当日の夜、枕の下に一切れのケーキを忍ばせると結婚する夢を見ることができるというものでした。
今日では新郎のケーキは新郎の趣味を披露するためにレセプションで用意されたり、またはリハーサルディナー用のケーキとして用意されたりします。フットボール、ハイキング、車などのデザインをあしらったり、新郎の出身校のロゴを入れるなど楽しいケーキです。カップルが初めて出会った場所やハネムーン先を表現することもあります。当日のレセプションで用意される場合は、ウェディングケーキと一緒にゲストに配られます。