ブライダル用語紹介
ブライダルで使われる用語を解説します。ブライダルに携わる方であれば覚えていただきたい用語であることはもちろんのこと、検定試験によく出題される用語でもありますので、ぜひチェックしてみてください!!
- ■マネーダンス、マネーツリー
- 米国は他民族国家であり、様々な民族が混在しています。いくつかの民族では、新婦とダンスをするためにゲストがお金を払う習慣があります。これは“マネーダンス”といわれ、新婦に現金という形で新婦へギフトを贈る1つの方法です。古くは、「新婦の衣裳や新婦に触れると幸せにあやかれる」という言い伝えがありました。“マネーダンス”はその名残ともいわれています。また、ある民族では、ゲストが紙幣を葉っぱに見立て、用意された植木鉢の木などに紙幣を吊り下げ現金をプレゼントする“マネーツリー”というものもあります。
- ■Marriage License(マリッジライセンス)とMarriage Certificate(マリッジサーティフィケート)
- 米国では、新郎・新婦が行政機関に届け出るマリッジライセンス/Marriage License(婚姻届けに相当)には聖職者(または司式者)などの署名が必要とされます。セレモニーの最中に聖職者(または司式者)と新郎・新婦がマリッジライセンスに署名をし、その後、役所等に届け出る順序が一般的です。欧州では逆に、先に役所等へ届け出をしないとセレモニーが認められない宗教施設が多く見られます。マリッジライセンスの申請後に発行されるのがマリッジサーティフィケート/Marriage Certificate(婚姻証明書)です。新郎・新婦と聖職者(または司式者)の署名入りのマリッジライセンスを役所等に提出すると、州によって異なりますが、1週間ほどでマリッジサーティフィケートを取り寄せることができます。
- ■マリッジリング
- 私たち日本人は、結婚指輪は新婦の左手の薬指にはめるものであると一般常識として認識しています。これは、キリスト教の考えに由来するものです。キリスト教では左手の薬指が「心臓から最も近い」とされており、それが理由となっています。しかし、ユダヤ教の考え方は異なります。正統派のユダヤ教徒の挙式では「直接
魂に導く」という理由で右手の人差し指にはめますが、その後、新婦は自分で指輪を左手の薬指につけかえます。
また、ユダヤ教の挙式の際にはめる結婚指輪はプレーンなゴールドのものが一般的なので、新郎が家族から借りたものを利用し、挙式後にあらためて新郎が新たにダイヤモンドなど石のついた指輪を新婦へプレゼントします。
なお、挙式時に新郎も指輪をはめる、いわゆる指輪交換の儀式は「ダブル・リングセレモニー(儀式)」と言われています。